「ビットコインの底打ち」を示唆する5つのサイン!

ビットコインは底打ちしたのか…?

これは誰もが考えたことのある問題です。

しかし、ビットコインの底値を拾うことはとても難しい…

そこで、今回はビットコインの底値を拾うための手がかりを5つ紹介します!

Bitcoin底打ちサイン①バックワーデーション

1つ目のビットコイン底打ちサインは、「バックワーデーション」です。

バックワーデーションとは、先物市場において、未来よりも今の値段が高くなる現象です。

通常、商品先物取引では、未来の値段の方が高くなります。

なぜかと言うと、金利や保険、保管コストなどの費用が発生するからです。

しかし、戦争やパンデミックなどによって、需給のバランスが崩れると、バックワーデーションが発生します。

このバックワーデーションは、現物に高い需要があることを示しており、「バックワーデーションに売り無し」と言われています。

需給バランスの悪化によって発生するバックワーデーションですが、ビットコインには、市場を歪めるほどの需給の偏りは発生しないため、バックワーデーションになりません。

なぜかと言うと、ビットコインは手で触れることができず、用途が「価値の保存」や「送金」に限られているからです。

しかし、ごく稀に、ビットコイン先物市場でもバックワーデーションが発生します。

なぜか??

それは「市場が過度に弱気になっている」からです。

つまり、多くの市場参加者が、ビットコインの下落に備え、先物を売ってヘッジすることによって、バックワーデーションが発生するのです。

さらに、多くの人が弱気になっているという事は、デリバティブ市場でもビットコインを売って儲けようとしているトレーダーも多くいます。

相場の格言に、
強気相場は、悲観の中に生まれ、懐疑の中に育ち、楽観の中で成熟し、幸福感の中で消えていく
とあるように、市場が悲観に傾きすぎると、あるタイミングで売り手の買戻しが入り、そこに新規買いが重なって、相場が反転します。

Bitcoin底打ちサイン②FRのマイナス推移

2つ目のビットコイン底打ちサインは、「FRのマイナス推移」です。

FR(ファンディングレート)とは、デリバティブにおけるBTCの価格が、インデックス価格(現物)から、大きくかけ離れてしまわないように、トレーダー間で8時間おきに発生する「支払い」or「受け取り」金利のことを指します。

つまり、現物価格から離れる取引を行っている人に対して、FRというペナルティを課し、デリバティブ価格をコントロールしているのです。

このFRですが、通常はロングポジションを保有している人が支払う設計になっています。

しかし、市場が悲観に傾き、デリバティブ市場で売りポジションが膨らむと、マイナス推移になります。

上記のチャートは、バイナンスのFRとビットコイン価格を比べたものですが、見て分かるように、底値圏では必ず「FRのマイナス推移」が発生しています。

FRがマイナスになったから、必ず反発するわけではありませんが、新しい売りポジションを持つことは避けた方がよさそうです。

Bitcoin底打ちサイン③半減期サイクル

3つ目のビットコイン底打ちサインは、「半減期サイクル」です。

ビットコインにはアルゴリズム上、4年に1度のペースでマイニング報酬が半分になる「半減期」がやってきます。(21万ブロック毎)

過去のビットコイン半減期

回数日付報酬(BTC)
1回目   2021-11-2850→25
2回目   2016-7-925→12.5
3回目   2020-5-1112.5→6.25
4回目 (予定)2024-3-156.25→3.125

半減期までのカウントダウンはこちら

マイニング報酬が半減するという事は、新しく市場に供給されるビットコインの量が半減することになり、ビットコインの希少性が増すことに加え、マイナーからの売り圧力が減少します。

よって、ビットコインの価格が上昇することが予想されるのです。

上記のチャートから読み取れるように、半減期の500日ほど前にビットコインは底打ちする傾向があり、半減期通過後も、500日ほど上昇トレンドが継続する特徴があります。

このビットコイン特有のサイクルは、仮想通貨市場ではとても有名な話なので、大衆心理として相場に影響を与えます。

2023年1月現在、半減期サイクルから考えると、ビットコインはすでに底打ちした可能性が高く、半減期を通過した後、2024年8月頃まで上昇することが予測されます。

Bitcoin底打ちサイン④ハッシュリボンの点灯

4つ目のビットコイン底打ちサインは、「ハッシュリボンの点灯」です。

ハッシュリボンとは、ビットコイン市場において1番有名なインジケーターです。

ハッシュリボンは、ハッシュレートとビットコイン価格をもとに計算されており、その精度の高さから、ハッシュリボンが点灯すると、多くのメディアで話題になります。

ハッシュリボンの点灯要因
ハッシュレートの30日移動平均線と60日移動平均線がゴールデンクロスを維持している時に、ビットコインの10日移動平均線と20日移動平均線がゴールデンクロスすると点灯する。

使用する方法は、トレーディングビューの「ハッシュリボン」のページに行き、お気に入り登録するだけです!

現在、ハッシュリボンは点灯しており、ビットコインはすでに底打ちした可能性が高いです!

ハッシュリボン点灯時のリターン

Bitcoin底打ちサイン⑤悲観ニュースに反応しない

5つ目のビットコイン底打ちサインは、「悲観ニュースに反応しない」です。

これはビットコインに限らず、あらゆる市場で共通して見られる現象です。

日頃からニュースを追っていると、下落相場の中でも、あまり悪いニュースに反応しないタイミングが来ます。


【例】

  • ナスダック等の株式が売られているのにビットコインが下落しない
  • 遅延ブロックの発生やハッシュレートの低下が発生しても売られない
  • 規制やハッキング、取引所の破綻ニュースもあまり関心を示さない

これはあくまで感覚ベースの話ですが、そう言った時は、相場の反転や底入れが近い傾向があります。

日ごろから、市場のニュースに目を配り、自分の相場観を身につけましょう!

まとめ

以上、「ビットコインの底打ち」を示唆する5つのサイン!でした。

この記事をまとめると、以下になります。

BTC先物スプレッド
バックワーデーションになっていないか?

FR(ファンディングレート)
マイナス推移になってないか?

半減期サイクル
半減期から500日ほど前か?

ハッシュリボン
点灯しているか?

悲観ニュース
悪いニュースに反応しないか?

最後まで読んで下さりありがとうございました!

END

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Author: てぃけ
相場歴8年目の26歳。 主に「為替」「商品」「仮想通貨」のトレードに関する記事を書いています。金利や投機筋のポジション動向、直観を軸にした、中期的なトレードがメインです。