この記事では、FXで重要なシカゴIMM通貨先物ポジションの推移をリアルタイムで確認する方法を紹介します。
具体的に言うと、IMM通貨先物ポジションをTradingView に表示させて整理します。
現在、IMM通貨先物ポジションデータはたくさんのサイトで見ることができますが、とても使い勝手が悪いです。
なぜなら、自分でチャート上に文字を入力して保存したり、新フォーマットの情報を確認することができないからです。
しかし、この記事を読めば、簡単にIMM通貨先物ポジションの推移をリアルタイムで整理することができるようになります。
「自分で分かりやすくIMM通貨先物ポジションの推移を整理したい!」
「リアルタイムのIMM通貨先物ポジションをトレーディングビューに表示させたい!」
「旧フォーマットではなく、新フォーマットの情報をFXに活かしたい!」
このような方はぜひ最後まで読んでみて下さい!
この記事を読むと以下の項目を、トレーディングビューを使って整理する事ができるようになります↓
- シカゴIMM通貨先物ポジションの推移
- 新フォーマットにおけるIMMポジション推移
- 取組高やトレーダー数の増減
それでは一緒に、トレーディングビューを使って簡単にシカゴIMM通貨先物ポジションを整理していきましょう!!
IMMポジションの詳細はこちら↑
目次
シカゴIMM通貨先物ポジションを、トレーディングビューに表示させる方法
それではさっそく、シカゴIMM通貨先物ポジションをトレーディングビューに表示させる方法を見ていきましょう!
まずは旧フォーマットを表示させる方法を紹介します。
IMM通貨先物ポジションの推移をトレーディングビューに表示させる方法はとても簡単です。
それは、Greenyさんが公開しているスクリプトをお気に入りに追加して使うだけです!!
スクリプトの検索欄に「COT (Legacy): Non-Reportable Interest」と入力しましょう。
この他にも取組高(OpenInterest)やトレーダー数(Trarders)も表示できるので検索してみて下さい。
チャートに表示するとこのようになります。
上記のチャートは、CMEにおける「円 先物」の値動きと、IMM通貨先物ポジションの推移を比較したものです。(JPY/USD)
※チャートを反転させるとUSD/JPYになります。
「緑」が投機筋のロングポジション
「赤」がショートポジション
「白」がネットポジションを示しています。
もちろん「円」以外のポジション動向も見ることができます。
その方法は「Override Product」の部分に違う「商品コード」を入れるだけです!
トレーディングビューでよく使うコード一覧
この章では、IMM通貨先物ポジションをトレーディングビューに表示させる際によく使う、商品コードを紹介します。
商品コードを変えるだけで、「円」の他にも「ユーロ」や「ポンド」、「ランド」といった様々な通貨のポジション動向を表示させることができます。
さらに、商品先物である、「ゴールド」や「原油」などのポジション動向も表示させることができます。
このコードは主にCMEの商品名とリンクしているため、↓で検索すると色々と出てきます。
https://www.cmegroup.com/trading/products/#pageNumber=1&sortAsc=true&sortField=clearing
しかし、普段から使っている人でなければ、調べるのが少し面倒くさいので、個人的によく使っているコードを載せておきます!!
「通貨先物」
JPY先物:jy
EUR先物:ec
GBP(ポンド)先物:bp
AUD(オーストラリアドル)先物:ad
NZD(ニュージーランドドル)先物:ze
CAD(カナダドル)先物:cd
CHF(スイスフラン)先物:sf
ZAR(ランド)先物:ra
「商品先物」
gold : gc
Silver : si
Copper : hg
crude oil : cl
Natural gas : ng
Soy bean : s
Corn : c
Wheat : w
新フォーマットにおける、シカゴIMM通貨先物ポジションを、トレーディングビューに表示させる方法
次に、新フォーマットにおける「IMM通貨先物ポジションの推移」をトレーディングビューに表示させる方法を紹介します。
- 必要になるものは、「Nasdaq Date Link 」のアカウント(無料)
- トレーディングビューのアカウント
のみです。
新フォーマットとは旧フォーマットをより細分化したものになっており、とても利用価値が高いデータです。
通貨先物の項目は以下の5つに分かれています。
- ディーラー「Swap Dealers」
- Asset Manager (機関投資家)
- Leveraged Funds (CTA・マネーマネジャー)
- その他の報告義務がある組織「Other Reportables」
- 報告義務のない組織「Non reportable」
それでは、新フォーマットにおける、IMM通貨先物ポジションの推移をトレーディングビューに表示させて行きましょう!
今回は相場のプロフェッショナルである、レバレッジファンド (CTA)の「円買いポジション」を表示させてみます!
アカウントを作成し、ログインしたらデータ検索の場所に「CFTC」と入力します。
すると「Commodity Futures Trading Commission Reports」というページが出てくるのでクリックします。
そして、検索欄に「future only japanese yen」と入力します。
ここでは、1番目に表示される「Commitment of Traders – JAPANESE YEN (CME) – Futures Only (097741)」というデータを使用します。
次に、上記の画像の右下にある「CFTC/097741_F_ALL」をコピーします。
そしてトレーディングビューに移動し、先ほどコピーした項目の前に「QUANDL:」をつけて貼り付けます。最後に「❘7」(バーティカルバー)を付け加えます。最後の数字の「7」はデータテーブルの8番目にあるデータを表示させるという意味です。(一番最初のデータが0になる為)
つまりこういう事です→「QUANDL:CFTC/097741_F_ALL|7」
上記のコードをトレーディングビューの比較欄に入力すると、新フォーマットにおけるIMM通貨先物ポジションの、CTAによる円先物の買いポジションの推移が以下のように表示できるようになります。
今回の表示方法はあらゆるデータに応用できるため、自分のトレード対象のデータを追加して、情報を整理してみて下さい!
今回は以上となります!
最後まで読んで下さりありがとうございました!
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