こんにちは!kazukiです。
この記事ではCOTレポートの内容をトレーディングビュー(TradingView) に表示させる方法を紹介します。
「投機筋のポジション動向を見やすく整理したい!」
「COTレポートの新フォーマットをトレーディングビューに表示させたい!」
このような方はぜひ最後まで読んでみて下さい。
この記事を読むと以下の項目を表示できるようになります↓
- 投機筋のポジション動向
- COTレポート(新フォーマット)の内容
- 取組高(Open Interest) の増減
- トレーダー数の増減
それでは一緒に、トレーディングビューを使って簡単にCOTレポートを整理していきましょう!!
↑↑こちらの記事では、COTレポートとは何か徹底解説しています↑↑
トレーディングビューにCOTレポートを表示させる方法
COTレポートの内容をトレーディングビューに表示させる方法はとても簡単です。
それは、Greenyさんが公開しているスクリプトをお気に入りに追加して使うだけです!!
スクリプトの検索欄に「COT (Legacy): Non-Reportable Interest」と入力しましょう。
この他にも取組高(OpenInterest)やトレーダー数も表示できるので検索してみて下さい。
チャートに追加するとこのようになります。
上記のチャートは、GOLDの値動きと、GOLDの投機筋のポジション動向を比較したものです。
緑が投機筋のロングポジション、赤がショートポジション、白がネットポジションを示しています。
もちろんGOLD以外のポジション動向も見ることができます。
その方法は「Override Product」の部分に違う商品コードを入れるだけです!
トレーディングビューでよく使うコード一覧
ここではよく使う商品コードを紹介します。
このコードは主にCMEの商品名とリンクしているため、↓で検索すると色々と出てきます。
https://www.cmegroup.com/trading/products/#pageNumber=1&sortAsc=true&sortField=clearing
調べるのが面倒くさいという方のために、個人的によく使っているコードを載せておきます!
「通貨先物」
JPY先物:jy
EUR先物:ec
GBP(ポンド)先物:bp
AUD(オーストラリアドル)先物:ad
NZD(ニュージーランドドル)先物:ze
CAD(カナダドル)先物:cd
CHF(スイスフラン)先物:sf
ZAR(ランド)先物:ra
「商品先物」
gold : gc
Silver : si
Copper : hg
crude oil : cl
Natural gas : ng
Soy bean : s
Corn : c
Wheat : w
COTレポートの新フォーマットを表示させる方法
次にCOTレポートの新フォーマットをトレーディングビューに表示させる方法を紹介します。
新フォーマットとは旧フォーマットをより細分化したものになっており、とても利用価値が高いデータです。
項目は、「商品先物」と「通貨先物」の2種類あり、その中で以下の5つに分かれています。
商品先物
- 商業筋「Producer/Merchant/Processor/User」
- ディーラー「Swap Dealers」
- CTA(商品取引アドバイザー)「Managed Money」
- その他の報告義務がある組織「Other Reportables」
- 報告義務のない組織「Non reportable」
通貨先物
- ディーラー「Swap Dealers」
- 機関投資家「Managed Money」
- レバレッジファンド「Leveraged Funds」
- その他の報告義務がある組織「Other Reportables」
- 報告義務のない組織「Non reportable」
それではCOTレポートの新フォーマットをトレーディングビューに表示させる方法を見ていきましょう!
今回は商品市場のプロフェッショナルである、Managed Money (CTA)の「GOLDの買いポジション推移」を表示させてみます!
まず初めに「Nasdaq Date Link 」にアクセスし、アカウントを作成します。使用目的などの項目は適切に入力しましょう。
アカウントを作成し、ログインしたらデータ検索の場所に「CFTC」と入力します。
すると「Commodity Futures Trading Commission Reports」というページが出てくるのでクリックします。
そして、検索欄に「future only gold」と入力します。そして、2番目に表示される「Commitment of Traders – GOLD (CMX) – Futures Only (088691)」というデータを使用します。
次に、上記の画像の右下にある「CFTC/088691_F_ALL」をコピーします。
そしてトレーディングビューに移動し、先ほどコピーした項目の前に「QUANDL:」をつけて貼り付けます。最後に「❘7」(バーティカルバー)を付け加えます。最後の数字の「7」はデータテーブルの8番目にあるデータを表示させるという意味です。(一番最初のデータが0になる)
つまりこういう事です→「QUANDL:CFTC/088691_F_ALL|7」
上記のコードをトレーディングビューに入力すると、CTAのGOLDにおける買いポジションの推移が以下のように表示できるようになります。
今回の表示方法はあらゆるデータに応用できるため、自分のトレード対象のデータを追加して、情報を整理してみて下さい!
今回は以上となります!
最後まで読んで下さりありがとうございました!