GOLD(ゴールド)FXで勝つために重要な4つの事!

 

こんにちは!kazukiです。

 

「トレードしているけど、なかなか上手くいかない…」

「テクニカル分析に力を入れているのに勝てない…」

「ゴールドのFXで勝てるか不安…」

 

このような悩みを抱えているトレーダーは数多く存在します。

しかし、この記事を読めば、あなたは中期的にゴールドのFXで勝つことができるようになるでしょう。

「そんな上手くいくわけがない」と思っているあなた!ぜひ最後まで読んでみて下さい!

 

ということで、今回はゴールドのFXで勝つために最低限 確認すべき事を4つ紹介します。

 

それでは行きましょう!!

 

ゴールドFXで勝つために①金利との比較

まず初めに、ゴールドを取引する上で、一番大切なことが「金利との比較」です。

なぜ「金利との比較」が大切かと言うと、金利とゴールドの値動きは「逆相関」の関係になっているからです。

つまり、金利が高くなればゴールドが売られ、金利が低くなるとゴールドが買われるということです。

 

チャートを見て確認してみましょう。

 

ゴールドvs米10年国債利回り(反転)

上記のチャートは、ゴールドの値動きと米10年国債利回り(反転)を比較したものです。

見て分かる通り、金利とゴールドの関係は逆相関になっています。

金利を軸に考え、金利が低下する「リスクオフ」の時はゴールドを買い、金利が上昇する「リスクオン」の時にはゴールドを売ることがセオリーとなります。

 

そんなこと誰でも知ってるわ!と声が聞こえてきそうですね。

 

しかし、ここで一つ疑問が生じます。

 

いったいどのようにしてリスクオン、オフを見極めればよいのでしょうか?

 

その一つの方法が、「米国10年国債の入札結果を見ること」です。

 

知っての通り米国10年国債は、安全資産の代表です。

この安全資産である米国債の入札結果を分析することによって、今の市場で国債の需要があるのか、無いのか判断することができるのです。

 

米10年国債の入札は、毎月第2週目に行われます。

以下が入札結果をまとめたものになります。↓

 

 

この中で特に注目するのが、WI(市場取引価格)とHigh Yield Rate(最高利回り)との関係です。

WIとは、when-issueの略で、入札前から取引されている国債価格のことを指し、High Yield rateは、最も高い利回りで落札された国債を意味します。

今回の場合、WIが2.690%に対して、High Yield rateが2.720%となっています。

計算すると、2.720%-2.690%=0.03%となり、3ベーシスポイント入札結果の方が弱かった(債券の価格が低かった)という意味になります。(金利が高いほうが、債券の価格は低くなるため)

 

つまり、今回の入札結果では、米10年国債の需要が低いことが読み取れ、市場はリスクオンに傾いているのでは?と推測することができます。

よって、ゴールドには弱気材料であると判断できるのです。

 

また、Bid-Cover Ratioが低いということも、国債の需要が低いことを意味します。

Bid-Cover Ratioは日本で「応札倍率」(国債応札総額÷国債落札総額)と呼ばれており、落札結果に対して、どの程度の入札額があったのか分かる指標となっています。(全ての入札が通る訳ではない)

 

米10年債入札結果

ゴールドFXで勝つために②インフレとマネーサプライの確認

2つ目に確認すべきことは、「インフレ率」と「ドルの資金供給量」です。

ご存じの通り、インフレとは、物価が上昇し通貨の価値が下がる現象のことです。

通貨の価値が下がると言うことは、相対的にゴールドの価値が上がるということを意味します。

このインフレを測る指標として、消費者物価指数(CPI)があり、米国のCPIとゴールドを同じスケールにして比べてみると、1980年から現在まで、ほぼ同じ上昇率となっています。

 

米消費者物価指数(CPI)vsゴールド

上記の図は、米国のCPIとゴールドを比較したものです。

1980年からお金の価値は減少していますが、ゴールドの価値は上昇しています。

これがゴールドはインフレに強いと言われている理由です。

昔から賢い投資家たちは、インフレから資本的価値を守るために、ゴールドに投資していたと言うことですね。

 

そして、このインフレを起こす要因の一つとして、教科書には「貨幣供給量(M2)の増加」と書いています。

つまり、世界の基軸通貨である米ドルの供給量が増加しインフレ懸念が広がると、ゴールドは買われる傾向にあります。

 

今、アメリカは金融緩和をしているのか?、それとも金融引き締めをしているのか?

日頃から経済の動向に目を光らせ、これらの流れを見極めることがスイングトレードには重要です。

 

ゴールドFXで勝つために③投機筋のポジション動向

3つ目の大切なことが「投機筋のポジション動向」です。

投機筋の売買動向を調べる方法として、COT(Commitments of Traders)レポートがあります。

COTレポートなんて聞いたことないと思う人も多いでしょう。

COTレポートとは、CFTC(米商品先物取引委員会)が毎週金曜日に発行する、先物市場参加者のポジション(建玉)を集計したレポートのことを指します。

 

このレポートは、世界中のトレーダーから注目を浴びています。

 なぜなら、COTレポートには、市場参加のポジション保有状況や取組高、ネットベースでロングorショートしているトレーダーの人数などが記載されているからです。

 

その中で特すべき項目は、CTA(Commodity Trading Advisor)のポジション推移です。

CTAは日本で『商品取引アドバイザー』と呼ばれており、市場でのトレードによって利益を上げるプロフェッショナルです。

このCTAのポジション動向と、ゴールドの値動きには正の相関関係があります。

つまり、CTAと同じ方向にポジションをとることで、負けにくくなるということです。

しかし、相場に絶対は絶対にないため、いかにその中でリスクを抑えるか?が重要になります。

 

CTAポジション動向

ゴールドFXで勝つために④ETF市場への資金流入

最後の大切なことは、「ETF市場における現物保有残高の動向」です。

ETFとは、Exchange Treaded Fundの頭文字をとったもので、日本では『上場投資信託』と呼ばれています。

少し難しく聞こえますが、投資信託(ファンド)が取引所に上場しており、それを株式のようにリアルタイムで売買できるというものです。

ゴールドのETFでは、市場最大規模を誇るSPDR Gold Shares (GLD)が有名です。

 

なぜETF市場の動向が大切なのでしょうか?

それは、ETF市場に流入してくる資金が、中長期目線の資金だからです。

 

なぜ中期的な資金と分かるのかと言うと、ETFを取引できる時間が他市場に比べ限られているからです。

短期トレードをする人は、わざわざETFを取引するのではなく、先物やCFDを取引します。

 

ETFの取引時間(日本時間)
【準時間期間】 23:30~翌朝6:00
【サマータイム】22:30~翌朝5:00

 

つまり、短期的に買い戻しがはいらない資金が増加するということは、市場参加者がこれから強い上昇を予測しているということになるのです!!

実際に保有残高の推移は、ゴールドの価格に対して先行きに推移する傾向があります。

 

以下のグラフは、ゴールドETFを代表するSPDRの現物保有残高の推移とゴールドの価格を比べたものです。

なぜ現物保有残高が大切か一目で分かりますね。

 

また、ETFを利用することによって、自分で金を直接保管する必要が無く、先物市場やCFDと違って、限月交代(ロールオーバー)する必要も無くなります。

SPDRの金現物保有残高は毎日公開されており、ここから確認することができます。

まとめ…

ここまでゴールドFXで勝つ方法を紹介してきました。

まとめると下記のようになります。

  1. 金利(米10年国債利回り)とゴールドの値動きを比較
  2. ドル貨幣供給量(M2)とインフレの動向に注目
  3. 投機筋のポジション動向を確認
  4. ETF市場への資金流入をチェック

 

ここで紹介した項目をベースにトレードすれば、大まかな方向性を見失うことは無くなるはずです。

最後まで読んでいただきありがとうございました!

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Author: てぃけ
相場歴8年目の26歳。 主に「為替」「商品」「仮想通貨」のトレードに関する記事を書いています。金利や投機筋のポジション動向、直観を軸にした、中期的なトレードがメインです。